国内重大ニュース(2002年3月〜4月)

日 付
分 野
題 名 内 容
2002/ 4/30
政 治
2003年の議会選挙は旧身分証明書で投票しなくてはならない 昨年11月よりコンピューター読み取りに対応した新しい身分証明書「DUI」を発行中で、既に約80万人が新しい証明書を手にした。しかし、来年(2003年)予定されている議会選挙では、DUIではなく旧カルネでの投票をさせることを議会で決定した。理由として、DUIで投票できるための予算が不足していること、さらに一部の市町村でDUIの発行状況が極めて少ないこと、などを挙げた。
2002/ 4/26
政 治
「交通省の手続きには違法性あり」最高裁判決 最高裁判所は、交通省がバス会社に義務付けているバス運行のための届け出について、「当局の認可手続きにはやり過ぎの点があり、運行手続きをもっと簡略化すべきである」という判断を示した。これに対し、リカルド・ユディセ交通省大臣は「何も契約なく許可なくバスを運行させることは出来ない。今回の新システムは誰もが平等にバス運行に参入できるようにするための処置であり、そのためには確実な手続きが必要である」と反論した。
2002/ 4/24
社 会
エルサルバドル人の過半数は武器を所持したくない 中央アメリカ大学(UCA)世論調査研究会が実施した武器の所持状況に関するアンケート結果によると、55.4%のエルサルバドル人は「武器を所持していない、又はしたくない」と答え、「既に所持している」6%、「所持していないが、持ちたいと思っている」の38.2%を押さえ、過半数を占めた。所持したくない理由としては、「所持するのが危険だから」「宗教上の理由から」等を挙げ、所持している人の理由は、「自分の身を守るため」「犯罪にあったときに対応するため」等であった。
2002/ 4/22
社 会
メーカー各社が海賊版の販売中止を求める 現在エルサルバドル国内には音楽CDの90%、パソコンソフトの79%、書籍の50%に海賊版が出回っている。音楽CDの場合、原盤が10〜15ドルに対し、海賊版は1.50ドル以下で販売されている。ユニバーサル・ミュージックのヘンリー・チャコン取締役はこの実態について、「海賊版の影響で当社のCD売り上げが月当たり5千〜1万枚減少した。現在の状態が続くようであれば、1年以内に音楽CDの供給を中止せざるを得ない。今後はインターネットで購入申し込みのあったお客様に対してのみサービスするつもりである」と述べた。
2002/ 4/10
政 治
「FMLN党の権限剥奪」議員役員会で決定 国会議長のワルテル・アラウホ氏によると、役員会で現職FMLN党員が勤める3つの顧問委員を更迭することが決定した、と発表した。アラウホ氏はその理由としてFMLN党の議席数が31から25に減少し、もはや第1党でなくなったことが理由であると説明した。これにより、FMLN党の役員会での権限がなくなったことになる。
2002/ 4/ 8
国 際
日本の最後の肥料援助品16,477トンが到着 肥料としては対エルサルバドル最後となる日本の援助品16,477トンが到着した。援助品の内容は硫酸アンモニウム13,550トン、尿素が2,927トンとなっており、約190万ドルの収入を見込んでいる。昨年農業振興銀行の倉庫で発生した571トンの日本援助品の紛失の再発を防ぐため、日本政府は倉庫の安全保証、および取引の透明性を要求した。
2002/ 4/ 5
国 際
大型密輸送集団犯12人をグアテマラ国内で逮捕 エルサルバドル及びグアテマラ両国の警察は、エルサルバドルから不法にグアテマラに入国したエルサルバドル人密輸送集団犯12人を、グアテマラ国内サンタロサ県エル・モリノ村(72km)で逮捕した、と発表した。この密輸送集団には5台のバスに55人の犠牲者が乗っていて、うち49人が幼い子供だった。
2002/ 4/ 2
政 治
旧FMLN党の改革派6人が新党結成 FMLN党の内部分裂で脱退した改革派6人の議員(2002/1/10参照)がついに新党結成を発表した。一部の議員の中からは社会民主党(PSD党)との合流を主張する議員もいたが、結局6人全員が新党を結成することで一致した。新しい党名は「改革運動党(PMR党)」という。
2002/ 3/31
社 会
高速道路進入路に車重計を設置 公共工事省は今年7月を目処に、高速道路の進入路に2ヶ所、トラックの車重計を設置する方針を決めた。車重計が設置されるのはアカフトラ港出口(ソンソナテ県)とエラドゥラ分岐点(ラ・パス県)で、一個約130万ドル(約1億6900万円)する高性能の機械を置く。公共工事省によると、この車重計の設置目的は、重量オーバーによる交通事故防止を目的にしている、と発表した。
2002/ 3/31
社 会
大型連休期間中の死傷者、対前年大幅増 COEN(緊急救援隊)の発表によると、25日〜30日のセマナ・サンタの期間中に出動要請が有った回数は6,218回で、対前年の5,329回に比べて16%も上昇した。うち死亡したのは118人で、交通事故51人、武器による殺害47人で、この2つだけで8割強を占める。交通死亡事故の原因としてCOENでは、飲酒運転はほとんどなく、大部分が不注意と車両故障が原因である、とした。
2002/ 3/26
社 会
救急隊長が救急車乗務中に事故死 同日夜、ウスルタン県救急隊長のマウロ・アダン・フアレス氏(46歳)が、救急車に乗務中、左前部の車輪がはずれ救急車が横転する事故により、殉職した。同乗していた他3人の救急隊員も重傷を受け、サン・ペドロ国立病院へ搬送された。4人はエル・エスピノ海岸に、夜間の勤務交替のために向かっている最中であった。
2002/ 3/24
国 際
米ブッシュ大統領がエルサルバドル来訪
(写真)
米ブッシュ大統領は10:55に政府専用機「エアフォースワン」でエルサルバドル国際空港に到着した。大きな議題はエ・米間にTLC(自由貿易協定)を締結することと、TPS(米国出入国管理特例法)の延長についてだった。ブッシュ大統領は共同声明の中で、「エルサルバドルは中米で最も自由貿易の相手として相応しい国であり、早期の協定締結を目指したい。」TPSについては、「本年9月まで延長する方向で検討したい」と表明した。対談終了後、同日16:23にエルサルバドルを離れ、ワシントンヘ向かった。
2002/ 3/18
政 治
与党ARENA党首が辞任
(写真)
フローレス大統領の所属する最大政党ARENA党のムライ・メサ氏が、自らの党首職の辞任を発表した。ムライ・メサ氏は昨年(2001年)8月16日にワルテル・アラウホ氏の後任として党首に就任して以来、わずか7ヶ月で党首を辞任することになる。ムライ・メサ氏は、「自分に与えられた課題は終了し、役目は終わった。後任には来年の選挙の準備を引き受けてもらいたい」とコメントした。なお後任にはアルチエ・バルドッチ氏が就任した。
2002/ 3/13
芸 能
ミス・エルサルバドルにラウニオン県代表
(写真)
21:00ホテルマリオットにおいてエルサルバドル一美しい女性を決める「ミスエルサルバドルコンテスト」が行われた。各県一人の計14人の代表が競った結果、ラウニオン県代表のエリサ・サンドバルさんが栄冠を手にした。エリサさんは、他に「脚がきれいな人」「表情が美しい人」でも受賞した。エリサさんは引き続き、5月にプエルトリコで行われるミス・ユニバース世界大会にエルサルバドル代表として出場する。
2002/ 3/ 6
国 際
パナマとの間でTLC締結 エルサルバドル政府はパナマ共和国との間でTLC(自由貿易協定)を締結した。これにより両国間の貿易が大幅に自由化され、関税も免除される。パナマのミレヤ・モスコソ大統領は、エルサルバドルのドル化政策により、パナマと同じ通貨になったことがこの締結を早めた結果であることを強調した。
2002/ 3/ 5
国 際
国連事務総長の訪問中止が決定、外相が激怒 国連のアナン事務総長(ガーナ・63歳)が当初予定していた3月16日政府主催の「平和条約終結祭」参列のためのエルサルバドル訪問を中止することがわかった。これを聞いたマリア・ブリスエラ外相は激怒し、「訪問できなくなったのはFMLN党の3人の議員が訪問中止を働きかけたからだ」と表明した。
2002/3/4
社 会
「エルサルバドルの裁判には汚職がある」米レポート 米ワシントン州人権問題局が本年発表した報告書によると、エルサルバドルの裁判システムは非効率で、汚職が存在していることを指摘した。報告書によると、偽裁判官や偽弁護士が存在しているにもかかわらず、最高裁判所は有効な防止策をとらず、対象者を解任する措置を執らなかった、としている。

 参考資料 La Prensa Gráfica

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